❖景気後退
 マクロ経済の話として、2020年7月下旬に政府は「景気後退は2018年11月から始まった」旨を公表しました。戦後2番目に景気回復が長きに渡ったが庶民の回復実感は賃金の伸びが鈍く社保や税負担が増えたとか。ただこの間、大手会社は業績拡大で内部留保が増えただろう。個々の零細企業は各々の立ち位置でIT業界では中心に儲けた会社が多い。また独自の儲け手法を持つ企業が今後も巧く生延びていく状況になっている。

  ❖社会経済の大変化
 もう全業種が元気に生延びるのは難しそう。今後の不況はパンデミ巣籠経済・トランプ世界分断経済で、大変化する様相を感じる。マクロの社会変化で庶民もとばっちり。中国が在外居留民らの入国制限を実施するので私事で恐縮、永住ビザの中国人の妻は当分は中国に帰れない(笑)。小生もアメリカ大好き人間だが専門家の報道によると2020年の大統領選はトランプボロ勝ちというから何ともねぇ。兎に角、世界的な大変化の芽が生えてきた。庶民はミクロの私的零細企業で細やかなブルーオーシャンを見つけることぐらいしか打つ手がないだろう。

❖極東の軍事情勢
 まだまだ総合力で米国に及ばない中国が一対一路で国家資本主義を推進し、世界覇権に胡坐をかく米国は民主主義と称して錆びたラストベルトの白人支配に邁進する。もはや中国や北朝鮮の変則ジグザグ低空飛行のミサイルに対応できない米国が、グアムに見せかけのイージス基地を作るという。分かっていてやるから政治って…。日本海の米駆逐艦が撃ち落とせない原発ミサイルの脅威にあって米国はもはや同盟国日本を守れない。せめて金でも買って自分を守るゼニもなく蚊帳の外の庶民が、政府に「何とかしてよ」とわめいても、国民の大多数の支持を誇る政権に声が届くはずはなかろう。大多数の国民が従うこういう現実なのだから。2020年7月26日